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医薬品が本当に疾患を完治させるのか、、、完治できるのか そして今後の脂肪幹細胞培養上清液の行方

この写真は患者様から、
ぜひ多くの方に知ってほしい。(学会等で)発表してほしい。と
頂いたものです。

この疾患は「掌蹠膿疱症」。
金属アレルギーや病巣感染(扁桃炎、胆のう炎など)、喫煙、腸疾患等が関係して発症するといわれていますが、それらと全く関与していない例も多くあります。

手足に膿をもった水疱が多数でき、かゆみも辛く、見た目も水虫と誤解されやすく非常に不快な疾患です。約10%ほどの方には掌蹠膿胞性関節炎という関節炎を合併することがあり前胸部痛や腰痛等も伴うことがあります。

ステロイドを塗ったり、乾癬という類似疾患の治療で症状が一時的に皮疹が軽減することがありますが、多くの方は完治することが難しく何十年もにわたりこの疾患と付き合わなければなりません。

生物学的製剤という画期的な治療薬も登場し、アトピー性皮膚炎や乾癬そして掌蹠膿胞症、リウマチ疾患等で高い効果を得ています。ですが完治させているのではなく症状を抑えているにすぎず、一体この高額な治療をいつまで続けなければならないのかという患者様の不安は残っています。

この方も保険適用になっている塗薬の治療、紫外線療法そして病巣感染の精査そして有名な総合病院で生物学的製剤の治療もうけられましたが改善することはありませんでした。

同時に更年期症状にも悩まれており、重い倦怠感、意欲の低下等ありました。ホルモンの補充をすることで改善する方もありますが、改善しないこともあります。病気ではないこの状態は心身ともに健康に過ごせず生活の質に大きく影響するにも関わらず「疾患」とは扱われにくく、ただただ我慢して、いずれ改善するものと信じて10年前後も過ごしている女性もいらっしゃいます。この方と同年代の現在53歳の私が更年期症状が全くなく、健康で元気で活動的でいることをみて、私と同じことをしたい。同じサプリメントや点滴をしたいとおっしゃり、まずはサプリメントや私が約5年欠かさず行っていた「脂肪幹細胞培養上清液」の点滴を希望されました。数か月に1回脂肪幹細胞培養液の点滴や点鼻を行ったところ、更年期症状の改善傾向と肌質改善(他の美容治療は一切していませんでしたが美白とハリ、くすみの改善)そして
それが目的ではありませんでしたが、長く患っていた掌蹠膿疱症の発疹が新たに膿胞ができなくなったといい、継続していたところ発疹は消失しました。その後一度も再燃していません。

まずはこれまで様々な治療でも改善しなかった症状がピタリと止まったことは非常に喜ばしいことです。次は点滴をやめても再燃しないかについてみていきたいと思います。

ご主人と二人で受診されたときに
「先生発表してほしい」
この疾患で悩んでいる方に知ってほしいと強く訴えられました。

ただこの治療は自費で高額になる、、、高品質で患者様が受けられやすい価格でできるものはないか様々な脂肪幹細胞培養液を業者の出してくるデータを鵜呑みにせず自身で調査しました(非常に粗悪なものも多かったという事実もありました)。そして治療の目的ではありませんでしたが掌蹠膿疱症がよくなった作用機序は何か、、、等毎日の様に考えていました。この使命を忘れないよう今も私のPCのトップページにはこの写真を置いています。

掌蹠膿疱症は近年では特定のサイトカイン産生にかかわるプロモーター領域の遺伝子多型によるという仮説もでてきており、炎症性サイトカインの過敏反応が生じやすい素因がもとにあり病巣性感染等の病因が加わり発症すると説明しやすくその研究が進んでいます。脂肪幹細胞培養上清液には炎症性を強めるサイトカインも含まれますが、炎症を抑えるサイトカインも多く含まれその絶妙なバランスにおいて炎症性疾患の炎症をおさえ、疼痛の軽減、アレルギー疾患(花粉症、アトピー性皮膚炎)の改善等への効果を得ています。(当院でも確認しています)そういったところが作用していたり、歯肉炎に対する効果も言われているのでそれも関与していたりおそらく多因子性に働いて掌蹠膿疱症の症状を改善させているのだとは考えられますが、決定的な根拠を説明することは難しく、今後多くの症例を蓄積し検討して、発表できる機会を得たいと考えていました。

この方以外にも、保険診療では症状を抑えているに過ぎないですが医師は「治っている」患者は「治っていない」
このギャップに悩む疾患 アトピー性皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症等。そして治らないといわれてしまう脳梗塞後遺症、神経麻痺等。そして病気として扱われない更年期症状、フレイル(加齢とともに心身の活力が低下し、生活機能に障害がある状態)等は保険診療で治療が難しく悩んでいる方が多くいらっしゃいます。幹細胞培養上清の投与はこれらの疾患に対しての有効性について手ごたえを得ています。

私は開業して約20年となります。開業当初アトピーで通われていた小学生のお子さんが社会人となりいまだに通っていただいています。塗薬を処方し塗れば症状は落ち着いている。生物学的製剤で症状は消えている。
でも20年かけても薬を使わない状態すなわち完治できていない。私は患者様を治せていない、、、そう落胆することがたびたびあります。

医薬品は安全性が保障され、そのいわるゆる「有効性」も認められていますがその「有効性」とは「症状を抑える」ことの有効性であって「治す」ことではない場合が多くあります。
医師は症状が抑えられていれば「治っている」といい
患者様は「治っていない」と思っていると思います。このギャップをなんとか解消したい。それが私の使命です。
そして保険診療では改善の難しい疾患の治療(汗管腫、エクリン汗のう腫、難治性ウイルス性疾患、結節性硬化症の血管線維腫、傷跡治療など)にも美容医療の経験を生かして取り組んでおります。

ここで保険診療や医薬品での治療に限界を感じた私自身の経験をお話したいと思います。

東日本大震災のあった2011年。世の中自粛傾向。皮膚科と美容皮膚科を開業していますが計画停電にからみ診療時間も制限せざるを得ず、電車の運行も縮小され職員の出勤時間も制限される等診療行為を行うは大変な時期でした。このまま来院患者さんが減少していき、美容医療に自粛する傾向が続いたら職員の生活を守る事ができるのか。職員の家族の生活を守れるのか新アピな毎日でした。様々な対策や新しい試みをして、経営状態を悪化させることなく乗り切りました。そして当時住んでいた私の自宅は新浦安で震災の影響で2週間以上水道、下水道が止まり生活できませんでした。クリニックのことそしてストレスの多い日々が体に負担をかけていたのだと今は思っています。
震災の影響が落ち着いたころ、連日40度の不明な発熱が続き、総合病院で精査しましたが原因がわからず約1ヶ月解熱することはありませんでした。それでもその間クリニックを休んだのは検査の半日1回だけです。そのうちに肺炎症状が出現し、呼吸器科の先生から処方を受けましたが先生は「効いてきている」と言いましたが「私は効いているとは感じない」と言い、そうこうしているうちにだらだらと抗生剤の治療が続き結局悪化していきました。さらには全身の強い関節痛が出現し、1cmでも関節が動くと痛いのでベッドで横になって休むことができず、椅子に座って寝る毎日でした。数件受診した整形外科では50肩や足の指の痛みは外反母趾とか、、、診断をうけて鎮痛剤の処方や関節にスレロイドの注射をうけましたが改善はないまま関節症状も悪化する一方で、食欲もなくなりどんどん衰弱していきました。咳と呼吸苦で診療も大変で、施術も痛みをこらえながら、、、でも笑顔を忘れずいて、患者様には病気のことは気が付かれず続けることができたことは幸いです。
ですがいよいよ呼吸はさらに苦しくなり、このままの治療では治る見込みがないと判断して自分で採血をして検査をして精査したところ、リウマチでしかも間質性肺炎である事がわかり、自分で紹介状を書いて受診し専門の科を受診してようやく適切な治療が始まりました。
膠原病が専門であった私はこの関節リウマチに伴う急速進行性間質性肺炎は致死率が高く、リウマチ自体も治る事がまず難しい疾患であることを十分理解していましたので、人生においてはじめて死と向き合いました。緊急入院を指示されましたが、クリニックを休むことはできないため昼休みを利用して外来通院で治療を継続し、ステロイドの投与で間質性肺炎は改善しました。ですが大量のステロイドによりムーンフェイス(満月様顔貌)と中心性肥満となり、おかげでやせて貧弱になっていた顔や体にボリュームがついてむしろ「先生ヒアルロン酸注射したの?ふっくらしていい。私もやりたい」とヒアルロン酸注射のオーダーが増えたことは想定外でしたが(笑)。問題は関節痛。さまざまな最新の治療を受けても改善がなく、このまま関節が変形すると医師としての治療や施術にも大きく影響してしまいます。保険診療での治療の限界を感じていました。そんなときに親友の先生からある先生方を紹介を受けたのが高濃度ビタミンC点滴で御高名は柳澤厚生先生と栄養状態を解析してサプリメントで不調や疾患を改善するオーソモレキュラーで著名な溝口徹先生です。
それまでは実は勉強不足でサプリメントなんて意味がない、民間療法ビジネスだと思っていた私でした。分厚い生化学の本を必死で勉強してその重要性、疾患と関係等学び目からうろこであり、これまでのこの分野を治療に取り入れなかったことについて非常に後悔をしました。
ビタミンC点滴も脂肪幹細胞培養上清液と同様に医薬品ではないため、当時もインチキなビジネス医療として苦言を発する医師も多かったです。サプリメントを用いたオーソモレキュラー療法や遅延型フードアレルギーの概念や腸内環境の改善治療等の自由診療についても同様のバッシングを受けました。ですが今ではアトピー性皮膚炎や乾癬においても腸内環境や食事・生活習慣が重要であるとされ、むしろ薬の処方のみでなく生活指導をしっかりせよとなっております。いつの時代も保険診療の適用にならないと、医薬品にならないと悪質な医療ビジネスといわれることは変わりないようです。

 そして私ですが、食事療法による腸内環境の改善とビタミンc点滴、プラセンタ注射等を始めたところ関節症状はみるみる改善し、なんと、、、リウマチが完治しました。
私自身長く膠原病外来をしていましたが、この疾患が完治した方を見たことがありません。そしてあれから10年以上たちますが再発は一度もありません。関節に刺激を与えるとリウマチが再発するから気を付けたほうがいいと整形外科の知人にアドバイスを受けていたため運動を避けていましたが、今ではマラソン大会にもたびたび出場し全く問題なく過ごせています。そしてさらには病気になる前より健康で体調は絶好調になりました。
私は神さまはこのような治療アプローチや食事や運動の大切さなどについて私に試練を与えて気づかせてくれたと今では思っています。

このように医薬品で症状を抑えることができても完治できない疾患は多くあります。

現在もいわゆる「保険診療では治らない、治らなかった疾患」「希少疾患で治療がないもの」「保険診療では治療がないもの」そういった治療を自由診療の長い経験を生かして疾患治療にアプローチすることに力を入れています。

今回の厚労省からの「幹細胞培養上清液」の取り扱いについて注意喚起がありましたが何か問題が生じたわけではなく、安全に留意していこうというものでありますが、「ほら見ろ根拠のない治療」「やっているのは金儲け」「効果がないのに効果をうたって」とそれこそ根拠なく安易な発言が飛び交っています。発展性のある治療の頭をたたかれる、、、。これはいつの時代にもありますね。
ただし本当にビジネス的にやっているところがないとは言えず、自身で調査をした結果では粗悪な幹細胞培養上清液が半数でした。私はそのせいでこの可能性が断ち切られることがないように「幹細胞培養上清液の安全性を見極めるためには何をみるべきか」についての医師向けの講演を多くしてまいりました。また私は第2種の再生医療委員会の委員もしており、幹細胞治療による難治性の症状の改善の報告を多くみています。この分野の可能性の芽をつぶしてはいけないからこそ安全で高品質なものに厳選されるべきであります。よって今回の厚労省からの「安全性に留意して使用するように」「既存の疾患治療をさしおいてこれで治療をしないように」という通達は、厚労省も決してこの分野の可能性を否定しているわけではなく、この分野への期待は重要視しており、むしろ悪質な製造販売を排除し、より安全にこれらの治療をすすめていくために指針、ガイドラインなどを整備してやっていこうという一歩進展したと私は考えています。
この基準が確立するまでの間しばらく使用が制限されますが、世界中でこの分野の成果についての報告は非常に多くあり、またFDAのドラックマスター登録(医薬品に使用してよいという許可)を取得し、医薬品にむけて疾患治療に治験が始まっているものもあります。

当院にはこの治療が継続できなくなる事で不安のある方も多いと思いますが、今しばらくお時間をいただければと思います。

*掌蹠膿胞症の方すべてに有効であるというデータは現在のところありません

<限定解除要件>
・この治療は国内未承認治療です。保険適用外治療です。
・国内に同一成分、同一性能の承認医薬品はありません
・国内の厚生労働省承認施設で製造されているものおよび台湾の厚生労働省及び米国FDAの承認施設で製造されているものを輸入しております。
厚労省個人輸入サイト
・諸外国における安全性等に係る情報
重大な副作用は報告されていません
・効果には個人差があります
・未承認医薬品は公的救済制度の適応にはなりません

 

カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★  更新日:2024年8月3日

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