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アトピー性皮膚炎やお肌のトラブルが多いと老化が進行しやすい傾向にあります。だからこそできることはこれ!
アトピー性皮膚炎や敏感肌でお肌に炎症を繰り返しているとくすみ、しわ、たるみなどの年齢サインが出やすい。
参考文献
1)豊島美咲,仲尾次浩一,濱田和彦ら:アトピー性皮膚炎患者の老化特徴.Aesthetic Dermatology.32:28-36,2022
アトピー性皮膚炎患者さんにおいて、皮膚の柔軟性が低く、目じりのしわが深い、くすみや赤みが強い傾向、柔軟性の低下が強い傾向が示されています。
全身的には酸化ストレスの指標血清PAO(potential antioxidant)は加齢に伴い40歳代では低下しているが、アトピー性皮膚炎の方では30歳代の早期に低下しており、抗酸化能が低下して酸化ストレスを受けやすい状態にあります。その酸化ストレスは老化を加速させます。
また加齢とともに糖化の指標AGESの一つ血中ペントシジンが加齢とともに増加し糖化が進行するが、アトピー性皮膚炎の方では30歳代の早期から高値であり糖化が進行していた。
アトピー性皮膚炎の患者さんがこのような皮膚老化、全身的な老化が進行している傾向を改善するには抗酸化と抗糖化対策といえます。抗酸化作用の高いビタミンC、Eやレスベラトロール、リコピン、ルテインなどの服用、水素は抗酸化作用と抗糖化作用を有します。
これらのサプリメントを摂取することは全身そして皮膚に有用と考えられます。
生理的老化のほか紫外線などの環境因子、そして炎症が老化を進行させるため、
アトピー性皮膚炎の方や敏感肌で肌に炎症を起こしやすい方は抗炎症作用のある内服、塗り薬を使用して炎症を抑えることが重要です。そしてバリア機能の低下に対して保湿ケアも老化の進行の抑制に重要であるといえます。敏感肌で肌に炎症しやすい方は皮膚科でお薬を処方していただき早期に炎症を抑えることそして保湿ケアをしっかりとしてバリア機能を抑えるスキンケアが非常に重要です。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎, 健康情報・アンチエイジング, 美容・アンチエイジング 更新日:2022年4月20日