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コンビニ食、加工食品を多く摂取する人要注意!亜鉛欠乏が脱毛の原因に(そればかりでない多彩な病気の原因となる亜鉛欠乏症)
食品添加物の多いコンビニ食や加工食品を
よく召し上がる方では、ミネラル不足が起こりやすく、
体の不調やさまざまな病気の原因となっています。
たとえば、加工食品の原材料の表示をみてみると
「食品添加物」なんていう言葉では書かれておらず「決着剤」などわかりにくい表示で書かれていることが多いですが、ミネラルを低下させてしまう「ポリリン酸ナトリウム」を代表とする「リン酸塩」が含まれている場合があります。
EU諸国ではすでに使用禁止になっています。日本では食品添加物に対する心配よりも、食品が早くいたまないように、食中毒にならないように等といった配慮の方が優先されていて、食品添加物に対する問題意識が低いのでまだまだこれらの添加物があふれています。
リン酸塩ばかりではありません。
加工品の原材料の表示を見ると
亜硝酸ナトリウム(発色剤)、アスパラテーム(甘味料)、安息香酸ナトリウム(防腐剤、防カビ剤)、グリシン(日持ち向上)、加工デンプン(増粘剤、安定剤、乳化剤)、カラメル色素(着色剤)、酵素(触媒)、コチニール色素(着色料)、タール色素(着色料)、ナイシン(保存料)、、、、
こういったカタカナがいっぱい、、、
ぞっとします?
とても口に入れる気がしません。
コンビニ食、加工食品、ジャンクフードは、その物自体ビタミン、ミネラルの含有量が少ないことは言うまでもなく、
例えば「ポリリン酸ナトリウム」は亜鉛のキレート作用があります。
亜鉛と結合してしまい、腎臓や体毛に沈着してしまいます。
よって体内で働く亜鉛が減ってしまいます。
このような食品ばかりを日ごろから摂取していますと、
必要なミネラル、ビタミンが不足し、さまざまな不調が生じます。
ある地域での血中亜鉛濃度の世代別調査によりますと、女性の20歳代から40歳代、60歳以上においてその4割近くで不足しており、潜在性亜鉛欠乏が確認されています*1。
*1.吉永眞人,池田裕子,他:当院健診受診者における血中亜鉛濃度の世代別調査について.総合健診46:273-275,2019
そしてアルコールをよく摂取される方でも、亜鉛が欠乏していることが多いです。
体内でのアルコールの代謝はまずアルコール脱水素酵素(アルコールデヒドロゲナーゼ)によりアセトアルデヒドに転換され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素により無害な酢酸へと代謝されます。亜鉛はアルコール脱水素酵素の構成成分としてアルコールの代謝に関わります。不足するとアルコール分解にも影響が出ます。
そして
亜鉛不足が薄毛の原因に
体内では亜鉛は、300種類以上の酵素の活性中心元素として必要な必須微量元素です。細胞分裂や核酸代謝に補酵素として大きく関与しているため、
亜鉛が欠乏しますと、細胞分裂の盛んな組織が影響を受けやすいです。
とくに皮膚、髪、粘膜、生殖器などです。
傷が治りにくい、皮膚炎、薄毛、味覚障害、口内炎、性腺機能低下等が生じます。
薄毛でお悩みの方。
その食生活も原因かもしれませよ。
亜鉛が欠乏しているかどうかは保険診療で検査が可能です☺
上記のような症状がある場合にはご相談ください。
そして亜鉛欠乏症の診断基準に該当してしまった場合には保険で亜鉛の処方も可能です。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング 更新日:2019年8月15日