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第17回 日本フットケア学会に参加しました ~魚の目やタコにはできる原因がある!削ったり、芯をとってるだけでは根本治療ではない!~
先週末は名古屋へ「第17回日本フットケア学会」に参加していました。
この学会の副理事長は、聖路加病院に勤務していた頃よりかれこれ15年以上お世話になっていた皮膚科の看護師の金児玉青さんです。
学会で久しぶりにお会いできました?
この学会は皮膚科のみでなく、整形外科、形成外科、糖尿病内科、循環器内科、心臓血管外科、透析・腎臓内科、リハビリ病テーション科、小児科そして医師ばかりでなく、看護師、理学療法士、臨床工学技士、装具、靴製造会社などの業者などなど
さまざまな業種が集まり、科を超えて議論できるすばらしい学会です。
子どもから高齢者まで、さまざまなシーンでこの「フットケア」が重要な役割をします。
皮膚科では、鶏眼(うおのめ)や胼胝(たこ)の治療をしますが、
削ればいい、芯をとればいいわけではなく、
どうしてそれができてしまったのかを追及し、
その原因を改善することが重要です。
芯を深く削ったり、手術で切除しても、、、それば根本治療ではありません。
当院では足の関節の変形、形、アーチの状態を診察したり、
体の傾き、ゆがみの有無、そして歩き方の指導をしています。
そしてさらに、関節のゆがみや骨格のゆがみを整える
新しい治療を最近勉強にいっています。
また、これまでも足の変形に合わせた足底板や靴のオーダーを
してまいりましたが、
より本格的な計測に基づいた最先端三次元足圧測定機による
「3DOシステム」高機能オーダーメイドインソールの作成を導入します。
(詳細がきまりましたらご連絡いたします)
それは従来のものとは異なり、
変形した足やゆがんだ姿勢に合わせた靴作りというよりは
その骨格補正を目的とします。
魚の目やタコの治療は削ることではなく
できる原因の追究とその歪みの改善が根本治療の時代です。
また子どもにおいては、粗悪な靴による足の変形、姿勢のゆがみ、運動能力の低下の問題は深刻であり、当院の林原医師が、以前より問題提起しています。
骨格形成される幼少期の靴が大きく影響します。
今後はそのような林原医師の啓蒙活動にも当院も関わりたいと考えています。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 小児皮膚科 更新日:2019年2月12日