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男性の脱毛症(AGA)治療について、医師、医療関係者向けのWebセミナーをいたしました
昨日、診療を途中で抜けまして
男性の脱毛症の治療について医師、医療関係者向けの
Webセミナーを行ってまいりました。
過去最高の視聴者数をとれたようです。
大変多くの先生方にご視聴いただき、診療のお役にたてましたら幸いです。
当院では月150人ほどのAGA治療を行っております。
そして現在当院で
5年以上治療を継続している方が66名、
10年以上治療を継続している方が22名いらっしゃいます。
これだけ長い期間、同じクリニックで治療を継続していただき、
経過をフォローアップできていることは
全国的にも貴重なことのようです。
そこで、長期治療を継続していただいている秘訣についてや、
新しく登場した「デュタステリド(ザガーロ®)」の効果について
発表させていただきました。
現在、厚生労働省で効果と安全性が承認されているお薬は
フィナステリド(プロペシア、フィナステリド)と
デュタステリド(ザガーロ)のみです。
ミノキシジルの内服薬は未承認です。
当院では、内服薬は承認薬のみで10年以上AGA治療をしております。
このうちの新しく登場したザガーロにて、
AGAの治療を開始した当院の55名のうち、
3ヵ月以上経過した方の効果についてまとめてみました。
このうちすでに3ヵ月を経過した20名のうち18名は
6ヵ月で効果が実感できています。
ザガーロはフィナステリドよりも、6か月における毛髪数の変化量は、
フィナステリドよりも1.5倍多いというデータが出ています。
当院でも治療開始時の改善は、
フィナステリドよりもザガーロの方が早い印象です。
このうちの一人は、1年間ザガーロを服用されて、
効果がありましたが、効果が横ばいになったと実感し、
フィナステリドに変更しました。
ですが半年後にM字部分がまた悪化してきたとのことで
再度ザガーロに戻しています。
今のところ副作用の相談は受けておりません。
そして
当院ではフィナステリドが承認された10年以上前より
AGAの治療を行っております。
ザガーロが登場するまで、
長期間フィナステリドで治療されていた方が多くいらっしゃいます。
その方たちが、ザガーロへ変更した場合に、
さらなる効果が得られるのかについてみています。
その結果
フィナステリドで治療3年未満の方々は
ほとんどの方が1年以内にさらなる効果の改善が得られています。
中には加速度的に改善することもあります。
8年以上フィナステリドで治療した後に
ザガーロで変更した場合には1年以内に改善は難しく、
1年半以上継続してようやくさらに改善がえられることがありました。
また、ザガーロは、前頭部やM字部分への効果がよいことが
期待されているお薬です。
始めてAGA治療を開始する際に、ザガーロで開始しますと
フィナステリドよりも前頭部・M字部分の改善は早く、
そして効果が高い印象です。
また、フィナステリドで治療後に、ザガーロへ変更した場合には、
頭頂部にくらべて、前頭部やM字部分の改善はややゆっくりと
時間のかかる傾向があります。
1年~1年半以上かけてですが確実な効果が得られているケースが多いです。
現在は、最初の治療をザガーロで開始し、
ある程度改善した後に、フィナステリドに戻すと
どうなるのかについて、症例を蓄積しております。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 美容・アンチエイジング 更新日:2018年4月21日