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汗管腫と間違えられやすい皮膚疾患「弾力線維性仮性黄色腫」これもAGNESで見た目の改善ができそうです
当院は全国各地、海外からも治療にいらっしゃいます。
この方は沖縄からいらっしゃいました。
10数件皮膚科を受診しても診断がつかなかったそうです。
汗管腫かもしれないといわれたことから、
当院へたどりつきましたが
汗管腫ではありません。
以前の病理組織検査の結果を取り寄せ、
「弾性線維性仮性黄色腫」と診断しました。
首のみでなく、よく見ると肘の内側にもあります。
白色調の少し盛り上がったぶつぶつが密集しています。
これもAGNESで目立たなくすることが可能と考え
1回治療を行いました。
治療前
↓
1回AGNES治療後
写真では微妙な効果の感じがしてしまいますが
個疹の結節は少なくなり
触った感じのざらざらぶつぶつ感がかなり取れています。
ご本人も効果を実感され、
まだ2回目治療には少し早めの2ヵ月後でしたが
沖縄から再度治療を受けに来院され2回目を行いました。
この弾力線維性仮性黄色腫は汗管腫と同様、病変部は皮膚表面にはほとんどなく、皮膚の少し奥の真皮中下層の病変です。
したがって、皮膚表面を傷つける必要がないので
炭酸ガスレーザーやエルビウムレーザーでの治療よりもAGNESで治療をするほうが良いと考えました。
とはいえ汗管腫よりもさらに病変が境界不明瞭で密なため、治療は外観の改善に過ぎないとは思っていますが、繰り返すことで今よりも目立たなくなると考えられます。
2回目治療後の経過をまた後日ご報告いたします。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 汗管腫・エクリン汗のう腫 更新日:2017年12月7日