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光(日光)の浴び方で肥満リスクにも差がでるようです
前回に引き続き、日常生活の中での光の浴び方による
健康への影響のお話しです。
*Kenji Obayashi et al :Ambient Light Exposure and
Changes in Obesity Parameters,the Kournal of clinical
endocrinology and metabolism.2016 Jun
奈良県立医科大学の研究において
日常生活における光曝露量と肥満リスクとの関連を
報告しています。
これまでにも2010年より開始された
平城京スタディー(前向きコホート研究)で、
住環境が健康に及ぼす影響について調査され、
夜間の光曝露と睡眠障害、うつとの関連、そして
肥満や脂質代謝異常、動脈硬化との関連についても
報告されています。
夜間の光曝露量が多く、日中の光曝露量が少ない人ほど
肥満リスクが高まる可能性について説明されています。
60歳以上の男女1,110人(平均年齢71.9歳)のデータと
766人の2年間の追跡データを分析しています。
夜間の光曝露量は自宅の寝室に照度センサーを設置して
測定し、日中の光曝露量は腕時計型の照度センサーで測定しています。
年齢、性別、カロリー摂取量などを加味したうえで
調整した分析結果において、
就寝前4時間から就寝中の光曝露量が多いほど
その後のWHtR(waist-to-height ratio、
ウエストの周囲と肥満度は高い相関関係を示すことから
近年注目されている指標)と
BMI(Body mass index、体格指数)において
有意に関連していたとのことです。
その原因の考察として、
体内時計(生体リズム)は光の影響強くを受けることが
知られていること。
夜間に多く日中に光曝露が多くなると、生体リズムが
乱れ、肥満の原因になった可能性を指摘しています。
また逆に、光曝露の環境を整えることで、
肥満を予防できる可能性も述べています。
夜寝る前にスマホやテレビばかり見ていたり
しないようにして、
朝は光を浴びて目を覚まし、
日の当たる日中に(日傘さしながらも(笑))外に出て、
体で朝と夜の区別をして、
日内リズムを整えることは大切ですね。
様々なホルモン分泌にも影響しまうので納得です。
私もベッドルームは真っ暗ですが、
朝起きたらリビングのカーテンをまずぱーーーと開けて
庭の緑を眺めながら朝食をとります。
通勤はあえて車ではなく電車通勤で、
駅までの15分から20分ウォーキングします。
(UVケアはばっちりとして(笑))
昼間は仕事で外には出られませんが
毎朝すっきり目が覚めて、夜もお休み3秒で就寝。
日内リズム整っていると思います♪
ばっちり肥満対策できているかなっ( `ー´)ノ
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング 更新日:2016年10月1日