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皮膚炎、アトピー性皮膚炎の方は精油(エッセンシャルオイル)の塗布に注意!
長期間皮膚炎を患うアトピー性皮膚炎の方は、
お薬をずっと塗っていくことに対して抵抗感もおありと
思います。
「他にもっと皮膚や体に優しいものでケアしていきたい。」
そこで処方されるお薬や保湿剤以外にも
ご自身で探されて使用しているものもあると思います。
皮膚の弱い方で大切なのは、保湿のスキンケアですが、
市販されている高機能な保湿剤も多く見かけるようになりました。
そのようなものを、日々の保湿ケアに取り入れることも
よいのですが、どのようなものを使用するのが安全なのか
注意が必要です。
最近よく見かけるのが、一見体や皮膚によさそうな
天然素材の保湿剤です。
さらにはオーガニックのものならなお安心だ。と
思ってしまいますがそうであるとは言えません。
特に注意が必要なのは精油(エッセンシャルオイル)を
直接肌に塗ることです。
健康な肌においては、アロマ効果もあり良い作用も
ありますが、
アトピー性皮膚炎の方や湿疹ができているところにぬると
通常よりも経皮吸収が高まっているため
神経作用や全身的なアレルギーをきたすことが報告されています。
また、壊れた皮膚に浸透した精油の成分が、感作といって
アレルギーを獲得してしまうこともあります。
吸引することでアレルギー反応を抑えるアロマテラピーは
有効ですが、皮膚に塗布することは、炎症をしずめ、
皮膚炎も改善することもある一方で、さまざまな注意が必要です。
自己判断で治療として使用することは避けていただきたいと思います。
花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に有効
だといわれているラベンダー、ゼラニウム、
ティートリー、カモミールも皮膚に塗布することで
アレルギーを獲得してしまう(感作)の報告が多数でています。
またお子様への使用も注意が必要です。
皮膚のバリア機能が弱い子供は精油に感作されやすく、
また過剰な経皮吸収により
全身的な症状を生じる可能性も指摘されています。
そして妊婦さんにおいても、
子宮の収縮作用を促進させてしまうものもあります。
専門家の指導のもとで使用しましょう。
うまく併用すると症状の緩和にもなる精油でずが、
使用方法を誤ると予期せぬアレルギー症状に
つながることがありますので、
専門家の指導のもので使用しましょう。
アトピー性皮膚炎の方、お子様、妊婦さん
今お使いの保湿剤に精油など、アレルギーの原因に
なりうる成分が入っていないかを確認しましょう♪
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎 更新日:2015年10月7日