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シルバーウィーク目前!海外旅行先でのデング熱感染に注意!
昨年の夏、代々木公園でのデング熱の感染が
話題になりました。
日本では越冬できないので、冬にはいなくなると
考えられますが、海外旅行の多いこの時期、
海外で感染して来るケースがあります。
もともと代々木公園の場合も、海外でデングウイルスに
感染した人が日本で発症し、その人が代々木公園で蚊に
さされたことによって、
公園の蚊がデングウイルスを持つようになり、
この公園で蚊にさされた他の人も、流行地域への渡航歴が
ないのにもかかわらず、デング熱を発症したと考えられています。
シルバーウィークにデング熱の流行地域に行かれる方は
注意しましょう。
媒介する蚊の存在する熱帯・亜熱帯地域、
特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国
ですが、アフリカ、オーストラリア、中国、台湾において
も発生しています。
また蚊に刺されることで感染する病気は他にもあります
ので、基本的に蚊に刺されないように対策をすることが重要です。
デング熱は、蚊に刺された3~7日後に発熱、頭痛、関節痛
などで発症します。
このような症状はデング熱に限らず、他の感染症でも
みられますのでこれだけではデング熱とはわかりません。
そして解熱するころに発疹が全身にでます。
風疹や麻疹(はしか)とも間違えられやすく、
実際に当院へ受診されたデング熱であった患者さんも、
前医の内科では風疹と診断されていました。
渡航歴を伝えませんと疑われにくいと思います。
みなさんも、海外旅行から帰国後しばらくしてからの
このような症状は、デング熱をはじめとした輸入感染症
である可能性を考えて、医療機関を受診するようにしましょう。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, その他 更新日:2015年9月15日