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大豆イソフラボンをたくさん摂ると胃癌リスクが減る!
「食生活と癌」との関係についての報告が
最近目立ちます。
癌は遺伝や体質ばかりでなく、食生活習慣は
大きく関係します。
今回の発表では、大豆またはイソフラボンを
高頻度に摂取している人では、胃癌の予防になる
可能性を 示唆しています。
*Keiko Wada etake and stomach cancer risk in Japan:
From the Takayama study.t al.; Soy isoflavone
inInternational journal of cancer.2015 Jan
1992年に35歳以上であった男性1万4,219人、
女性1万6,573人について調査し、
2008年までに男性441人、女性237人が胃癌を
発症していました。
塩分摂取量など他の胃癌のリスクになるものを考慮した
うえで、大豆やイソフラボンの摂取頻度と胃癌の発癌率を
みています。
その結果、大豆やイソフラボンをよく摂っている人では、
頻度の少ない人に比べて、有意に胃癌リスクが少なく
なることが認められました。
今回は発酵大豆食品の摂取量と胃癌の予防との
有意な関係は見られなかったようです。
これについては渡邊 昌先生(慶應義塾大学医学部卒、
東京農業大学栄養科学科教授、日本綜合医学会会長、
著書「大豆と日本人の健康」が、CareNetのwebでコメント
されていましたが、「発酵大豆食品の予防効果が
はっきりしなかったのは、ほとんど全員が食べている
ことあるいは塩分摂取濃度が高くなること、などが
関係しているのかもしれません。」
すなわち納豆、みそ、しょうゆなどの大豆発酵食品は
日本人はみな頻回に摂取しているため、摂取していない
人が少なく、摂取の多い人と少ない人における
胃癌の発症リスクの差を見いだせなかったのかもしれない
ということです。
日本の癌 統計によると、現在死亡原因として多い部位は
男性・・・1位肺癌、2位胃癌、3位大腸癌
女性・・・1位大腸癌、2位肺癌、3位胃癌
胃癌を予防することは、重要ですね。
胃癌の原因はさまざまですが、
いずれにしても、大豆食品をよく摂取したり、
イソフラボンをサプリメントでも摂取することは
胃癌の予防になるようです。
日々のお食事にとり入れてくださいね ♪
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2015年2月13日