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ビタミンCを「被曝後でも有用な放射線防護剤である」と結論!防衛大学の発表
強い放射線に被曝(ひばく)した後に
ビタミンCを大量投与すると、急性放射線障害が
軽減されることをマウスの実験で確かめたとする
論文を、防衛医科大のチームが発表しました。
米科学誌プロスワン電子版に本日5日掲載されています。
「TreatmentofIrradiatedMicewithHigh-Dose AscorbicAcidReducedLethality」
TomohitoSato1,ManabuKinoshita2*,TetsuoYamamoto1,MasatakaIto3, TakafumiNishida1,MasaruTakeuchi4,DaizohSaitoh5,ShuhjiSeki2,YasuoMukai1
以下、私も所属している点滴療法研究会の
会長 柳澤厚生 先生からのコメントを一部中略して
掲載いたします。
「本日米国オンライン科学専門誌“PLOS ONE”で、
防衛医大の研究グループが
「マウスに放射線を浴びせた後にビタミンCを大量
投与すると、被爆障害が軽減する」と発表しました。
ビタミンCは強い抗酸化力で体に有害な活性酸素を消します。
放射線に暴露すると体内で活性酸素が発生して臓器を傷害します。
同研究グループは、放射線を浴びる前にビタミンCを
マウスに与えると、
放射線による傷害が改善することを、
すでに福島原発事故1年前に医学誌に発表しています。
この研究により1年後におきた福島原発事故の時、
自衛隊はビタミンCを服用して災害現場へ出動しています。
今回の研究では放射線を浴びた直後と24時間後に、
マウスの腹腔内にビタミンCを大量投与することで傷害が
軽減するをことを示しました。
このときに投与した量は体重60kgの人間に対し90gの
ビタミンCという大量投与です。
論文で著者らは
ビタミンCを
「被曝後でも有用な放射線防護剤である」と結論しています。
この研究から、福島原発事故現場で放射線を浴びながら
復旧に尽くしている作業員の方々の健康を、ビタミンCを服用する
ことで守ることができることを示唆しています。 」
震災後より私も、放射線障害及びその予防にビタミンcが
有用であることについて、このブログやクリニックにて、
お伝えしてまいりました。
言い続けてきましたが、あれからすでに4年がたとうとしています。
だんだんと予防意識は薄れてきています。
クリニックに通院されている多くの方は、
私がビタミンCのさまざまな効能について常日頃から
ご説明しておりますので、たくさんそして効率よく
摂取していただいております。
ですが問題は子供たちです。
子供たちがビタミンCを十分に摂取することを、
自分自身では選択できません。
ご家族の知識が必要です。
本日はこのような発表をうけ、多数メディアで取り上げら
れています。
これでやっと、取り組んでいただけるようになるのでしょうか。
ですがもう4年たっています・・・。
今からでも試みてください。
本当にこのままで問題ないと、どんな証拠があって
思っているのでしょうか?
備えておくことに、どうしてそんなに心開かないのでしょうか・・・。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2015年2月5日