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スギ花粉が本格的に飛ぶ前の時期から、アレルギー症状の出ている方はブナ目のアレルギーかもしれません。果物や野菜のアレルギーにも注意!
花粉症というとスギやヒノキを思い浮かべますが、
花粉症はそれだけではありません。
まだみんなは感じていない少し前から、
自分だけすでに花粉症の症状がある!
という方は、スギやヒノキよりも早くから
花粉が飛散するハンノキや白樺(シラカバまたは
シラカンバ)などのブナ目の花粉症の可能性があります。
とくに白樺の多い地域の北海道や長野県方に多いようです。
逆に、みんなが花粉症の症状がすでに治まって
いるのに、自分だけだらだらと長引いている!
という場合には、カモガヤなどのイネ科の花粉症も
伴っている可能性があります。
そして花粉症は花粉ばかりでなく、果物や野菜にも
アレルギーをもってしまうことがあります。
OASとよばれるもので、その特定の果物や野菜を
食べると、口の中や喉がイガイガしたり腫れる
症状がでます。
スギやヒノキでも、トマトにOASがある場合があります。
ブタクサやカモガヤではメロンやスイカなどが
知られています。
ブナ目においては特に多くの種類でOASの報告があります。
バラ科のりんご、桃、洋梨、サクランボなど。
セリ科のニンジン、セロリ、クミンなど。
ナス科のじゃがいも、トマトなど。
その他キウイ、クルミ、アーモンド、ピーナッツ、
ココナッツなど。
共通抗原という、花粉に似たような成分に反応して
しまうことによる症状です。
花粉症の症状が早くからあったり、
長引きやすい方は、これらのアレルギーにも
注意が必要であるとともに、花粉症対策の時期も
原因の花粉にあわせて一人一人治療計画を立てる
必要があります。
花粉症はや食物のアレルギー検査は
保険診療で受けられます。
思い当たる症状のある方は、ご相談ください。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2015年1月31日