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アトピー性皮膚炎にビタミンDが有用であるという報告が続いています
以前にアトピー性皮膚炎の方では、
ビタミンDが欠乏しているという報告について
書かせていただきました。>>>
そして実際にビタミンDを補充すると
症状が改善するという報告が多数でています。
冬に悪化する小児のアトピー性皮膚炎にビタミンD
が有用
*Carlos A Camargo et al.:Randomized trial of
vitamin D supplementation for winter-related
atopic dermatitis in children.The Journal of allergy
and climical immunology.2014 Oct 134(4)831-835
ビタミンDの補充は、アトピー性皮膚炎の症状の
改善に有用
*Samochocki Z et al.:Vitamin D effects in atopic
dermatitis. Journal of the American Academy of
Dermatology.2013 Aug;69(2);238-44
当院でも花粉症、じんましん、アトピー性皮膚炎
などの治療に使用しています。
<ビタミンD豆知識>
ビタミンDはあんこうの肝、鮭、しらす、
数の子、すじこ、いくら、きくらげ、干ししいたけ
などに多く含まれています。
食事から摂取されたプロビタミンDは、
皮膚で紫外線をあびることでビタミンDに合成されます。
そして肝臓や腎臓で活性化されて、利用できる活性型
ビタミンDになります。
動物性由来のビタミンD3は、コレステロールが材料と
なるため、エネルギー源が充分ないと
ビタミンDの合成はすすみません。
ービタミンDの働きー
・Ca(カルシウム)の代謝や骨量の維持
→骨粗鬆症の治療、高血圧の治療
・インスリン、カルシトニン、PHTなど
ペプチドホルモンの分泌に影響
→高血圧や糖尿病の治療
・表皮細胞の角化を正常化する
→アトピー性皮膚炎、乾癬の改善
・免疫の調節→アレルギー反応を整える
・小腸の絨毛細胞の分化、伸長
→遅延型フードアレルギーの治療
など重要です
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎 更新日:2015年1月24日