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出生前後にプロバイオティクスを取り入れておくと、アトピー性皮膚炎を予防できる可能性が期待できるという報告があります
アトピー性皮膚炎の多くは遺伝性があり、
お子様も同じような体質が遺伝してしまうのを
心配されるお母様は大勢いらっしゃいます。
家系的にアトピー性皮膚炎の方がいらっしゃらなく
ても、アレルギーの多い現代においては
アレルギー体質にならないように予防したい
ものです。
以前より腸内細菌とアレルギー疾患との関連が
示唆されていますが、子供は母親からの腸内細菌叢を
受け継ぎやすく、また幼少時期の食生活により
そのバランスは決まってしまい、生涯変えることが
難しいといわれています。
そこで出生前と生まれてからプロバイオティクス
(善玉菌)を投与することで、
腸内の善玉菌を増やし、アレルギーやアトピー性
皮膚炎を予防する試みを当院でも行っております。
それがやはり有効であるといえるというまとめの報告が
でています。
*「Probiotics and primary prevention of atopic
dermatitis:a meta-analysis of randomized controlled
studies 」
Panduru M,et al.J Eur Acad Dermatol Venereol.
2014
Apr 4.
それによると、メタ解析の結果、アレルギーのリスク
のある人たちと一般集団に、出生前後にプロバイオティ
クスを与えたところ、近年増加傾向にあるアトピー性
皮膚炎であるが、発症を予防することが明らかであり、
また出生後のみでは差がみられず、出生前にも投与
することの有効性が有意であったとのことです。
当院ではこのプロバイオティクスとして
ラクトフェリンを主成分とした「バイオラクト」を
処方しています。
プロバイオティクスとしての有胞子性乳酸菌は胞子を
形成し、耐熱性、耐酸性にも優れ、腸内で発芽増殖します。
善玉菌の増加させて腸内細菌叢を整えるのに有効です。
妊婦の時期にお母様に摂取していただくことと、
産後は錠剤をつぶして乳頭部につけたり指につけて
赤ちゃんになめさせます。
幼児期にはあまり嫌な味もないのでお菓子感覚で
食べられる錠剤です。
アレルギーの家系の方やアレルギーの心配の方は
ぜひお試しください♪
「バイオラクト」20錠 ¥1,080
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎 更新日:2014年8月20日