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糸による たるみ治療ナウ
先日某クリニックで、糸を顔に挿入して
たるみを改善させる治療での集団訴訟の
ニュースをご覧になった方も多いと思います。
たるみの治療として、従来は皮膚を切って
持ち上げるフェイスリフトの手術が主流でしたが、
ノンサージェリーすなわち切ったり縫ったりする
手術でない治療のニーズが増えて、糸の治療を
受ける方が増えました。
先週末は、都内数箇所で糸によるたるみ治療の
セミナーが開催されており、注目度がわかります。
当院の患者さまの中にも多数、これまでに
その治療をおうけになった方がありますが、
誰ひとりとしてよかったっとおしゃってい
らっしゃる方がいません。
一番多いのは、
「直後は効果に感動した。でも、
数ヶ月でもとに戻ってしまった。
高額のわりに持続しない。」
次に
「両側で顔に50~100本糸いれたけど、
効果が実感できない。」
「施術後にひどく腫れと内出血がでて
心配になった。」
という感想が多いです。
そして
「変な感じにツレたので、抜いてもらった。」
という方もいらっしゃいました。
それそれ違う施設で、おそらく別の糸を
使用し、別の医師が行っているのだと
思うのですが、こういう意見が大半であると
いうことは、まだまだ発展途上の治療であると
認識しておりました。
当院でも希望されたり、その治療についての
ご相談が増えてまいりましたので、
先日、私がもっとも糸の治療においては
スペシャリストと思っている医師にじきじき
に教えてもらってまいりました。
2人の方の患者さまの施術に入り、患者さまのご了承を
いただき、私自身も実際にふれさせていただき
ました。
その先生は宣伝広告なし、各業界のVIPのみの
会員制のクリニックの院長です。したがって1日に
たった数人しかお受けしないそうです。
海外からの患者さまも多数見ていらっしゃり、そして
出張で海外へ施術に行っていらっしゃることのほうが
多いそうです。
そしてこの糸のフェイスリフトは約3000症例も
経験のある医師です。
このような先生に技術を伝授していただける機会は
そうそうないのですが、とても良い手法なので
広めていきたいと快く教えてくださいました。
今回私が学んでまいりました糸を皮膚の中に
挿入することでリフトアップする方法には、
たくさんの方法と種類があります。
これまでの問題点は、これまでにされた患者様の
おっしゃるとおりで、
当たり前ですが確実な効果を出せるかどうか、
そしてその効果の維持ができるかどうかです。
この糸の治療は大きくわけて2つ手法があります。
皮膚の中に糸をいれるといっても
宙ぶらりんで、すなわちアンカー(いかり)を
下ろさず引っ掛けてこないでなんとか吊る方法と
皮膚の奥にアンカーをおろしてひかけてきて
引っ張る方法です。
後者の方が効果的なのはご想像できると思います。
そして、糸の種類。
溶ける糸が安全ですが、引っ張った糸が溶け
てしまうと吊る効果がなくなってしまうのは
いうまでもありません。
かといって溶けない糸には長期間肌の中に異物が
あるというリスクがあります。
溶ける糸でありながら、溶けた後も効果が維持
できる。
そこがポイントなのです。
溶ける糸はおよそ2ヶ月で溶けてなくなってしま
います。
「効果が数ヶ月しか持続しなかった」というのは
まさにその理由なのです。
私が今回教えていただいたのは、まさにそこを
クリアした方法です。
安全な溶ける糸を使用し、それでいて溶けた後の
組織変化を利用して、これまで以上に効果を維持し、
そして不自然にならず、跡が残りにくい方法です。
まだまだ多くの先生方が工夫をし続けている
糸によるフェイスリフトですが、
当院でも準備および再度検証。そしていつものように
私自身に行って安全性と効果を充分確認してから
開始したいと考えております。
どうぞお楽しみにしていてください♪
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2014年6月17日