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脱毛はクリニックでやれば安全。とは限らない・・・。
以前よりエステでの脱毛施術後の
皮膚トラブルのフォローアップを
させていただく事はしばしばありましたが、
このところ、他のクリニックでの脱毛後の
トラブルのご相談がたびたびあり心配しています。
レーザー脱毛後の毛のう炎(毛穴に一致して
赤いぶつぶつができる)、脱毛後の毛穴の色素沈着、
硬毛化(脱毛後にかえって毛が濃くなる現象)など。
驚くことに、患者さんは医師にその旨を相談しても
経過観察してください?!(観察してどうなるので
しょうか?)とかひどいときには皮膚科がご専門
ではないようで「皮膚科に受診するように」!?と
いわれたといって当院を受診された方もいます。
そして最近多い硬毛化の相談。
経過の記録写真をとっておらず、かえって濃くなった
ことを相談しても、証拠がないと診ていた
だけなかったとか、硬毛化現象についてすら知らない
という医師の返答であったり驚くことばかりです。
これでは、みなさんが安心できるからと
クリニックで脱毛を行っていても、
エステでの脱毛とまったく変わりありません。
私は開業前の2年間、他のクリニックで実際に
レーザー脱毛をそのクリニックの医師の指導のもと
看護師さんにまじって自ら照射を行い経験をつみました。
ですが最近はまったく経験もないまま治療をはじめて
しまう施設が多いことが以前から問題視されています。
施術自体はだれにでも簡単に行えるたいして
技術を要しないものです。
問題はその方の肌や毛にあった強さと照射密度、
治療時期の間隔、照射後の皮膚反応を診察して
アフターケアを行うこと、硬毛化傾向を初期に
見つけることそしてその対策をこうじること。
当たり前のようですが、実際はきちんとされて
いないというよりは医師自身に経験がなく対応
できないていない ようなのです。
以前他で勤めていた当院で働く看護師に
「このクリニックでは脱毛後に毛のう炎起こす人
見たことがない、硬毛化もみたことがない」と
関心していわれました。
いずれも誰にでも起こる可能性のあるレーザー脱毛
におけるリスクではありますが、
その対策をしていることはリスク回避に大きく影響します。
これがやはり経験の一言につきます。
みなさんが医療施設で脱毛治療を受ける際には、
最新の機械であるかなどはあまり関係ありません。
施術後のケアが行き届いているか、硬毛化対策を
講じているか、医師が治療前後に診察しているか、
看護師まかせでなく医師がきちんとレーザーの強さ
を決めているか、そして当たり前ですが医師に
十分な治療経験があるかを確認してください。
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2014年2月21日