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今話題の美白系化粧品の問題とそのような問題が生じないための私たちの対策(^_^)/
効果も求めたいし 副作用はないものがいいし・・・
飲むお薬と同じで 効果(作用)のあるかぎりは必ず副作用(副効果)はあります。
それが対して感じないレベルであれば 安心?ということになるのでしょう。
今回のカ○ボ○さんの話題の美白剤の副作用の原因はまだ不明ですが、
美白作用が出すぎたのか、
使用に際しての注意(UVケアなど)がもっと必要であったのか、
他の成分との相乗効果なのか・・・
どんな化粧品や美容成分においても起こり得る問題である可能性はあります。
その美容成分が単独使用では副作用が出にくいことが証明されていても
思わぬ副作用が出てしまうことが考えられます。
まずは相互作用
その成分と他の成分とを併用することで作用が増してしまう可能性。
化粧品会社が気をつけていても、使用する私たちがしてしまうことがあります。
たとえば 美白成分のある化粧水と、他のメーカーの美容液と、またまた他のメーカーの美白クリームと自分の思考で組み合わせると同じ成分が重なっていたり、美白作用のあるものが過剰に多く使用してしまったり。
そうすると思わぬ良い美白作用が生まれることもあるでしょうが、
思わぬ副作用が生じてしまう可能性があります。
私は患者様に使用している化粧品についてしつこく伺います。
皮膚炎の原因が化粧品にあったり(合わないものばがりでなく使い方や組み合わせ)、
私がお出しする美容化粧品との相性を確認するためです。
たとえばこんな症例たびたびみられます。
「顔の湿疹が他院でもらった薬をぬっても治らない」という方に使用している化粧品についてきてみると、
角質がとれて毛穴がきれいになるという洗顔料(ピーリング作用のある洗顔料)を使い、
他のメーカーの美肌作用のある化粧水(ピーリング作用あり)を使用し、
美白にいいという美容液(ピーリング作用のある)を使い、
最後にまた別のメーカーのレチノール(やはりピーリング作用のある)配合のクリームを使い・・・
これでは肌がかさついてかゆくなるのは当たり前です。お薬ぬっても治りません。
それぞれが良い製品であても、使う私たちしだいによっては悪い作用(副作用)を生み出してしまうことがあるのです。
当院へ皮膚科や美容皮膚科にご通院されている方はよく私に言われるあの言葉
「化粧品は同じ会社の同じシリースのものをラインで使ってください」(^_-)-☆
美容効果がうまく発揮できなくなってしまったり、上記のようなことが起こり得るからです。
次にUVケア不足
化粧品の成分のなかには日光との作用で成分が変質するものがあります。
化粧品成分も日焼けするのです!
意外と多い日焼けによる化粧品トラブル。
日焼けする習慣のある方はとくに注意が必要です。
また日常紫外線も昔よりも強くなっていますので気をつけましょう。
そして、日焼け止めを塗っているから大丈夫?そんなことは全くありません。
日焼けによる影響を遅らせているだけのこと。物理的な遮光(日傘や帽子など)も必要です。
美容皮膚科に通っていると私にしつこく言われますよね。あの言葉。
「普段日焼けする機会多いですか?多いようなら美白化粧品は夜だけにしましょう。」とか「日焼けするような機会が多いようならこの時期はお休みしましょう。」(^_-)-☆
診察終了時にいつも言われるあの言葉
「日焼けにお気をつけて。さようなら」(^_-)-☆
さらに使用経過
ずっと同じものを使っていて問題ないから大丈夫?
そうとは限りません。長期間使用しているうちにその方にとっては合わなくなってしまうこともあります。
肌の状態が変わてきている(季節や年齢など)ために同じ化粧品では合わなくなってくる場合もあります。
当院の美容皮膚科ではしつこく(ーー゛)、月に1回洗顔して写真撮影と診察をお願いしています。それはきちんと予定通りの化粧品の効果が(美容施術の効果も)出ているか、
良くない作用がでていないかなどをチェックしています。
面倒でもこれからもお願いしますね(^_^)/
以前に他で購入または個人輸入した化粧品で白斑になった患者様を診察しましたが、
その方々に共通していたのは「使いはじめてしばらくして、赤く腫れて炎症がおきた後で
いっきに白く抜けた」と。これらのケースはその化粧品を使用していたすべての方に生じてはいないようなので、今回のカ○ボ○さんの場合とは原因が異なると思いますが、
いわゆるかぶれ(接触皮膚炎)を起こすと、異常な免疫反応が生じて白斑になる可能性。
そのかぶれの原因になるのが化粧品の日焼け(化粧品成分の日光による変質)やたまたまその方には合わない成分のためかぶれてしまったのか。そのあたりは不明ですが、前兆があります。ですからこれからも月に1度のスキンチェックにご協力ください(^_^)/~
どんな化粧品でもお薬でも良い作用と良くない作用はつきもの。
当院では皆様のお肌を定期的にチェックして、皆様にあったものをご提供できるよう
これからも取り組んでまいります(^_^)/
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2013年7月31日